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[輪講]多重比較法の基礎 [大学院]


統計的多重比較法の基礎

統計的多重比較法の基礎




一昨日の輪講で一冊の本を読み終えた。「多重比較法の基礎」という本。多重比較法は実験でt検定をよく使う人にとっては必須となる方法。t検定を何度も使うと帰無仮説を誤って棄却してしまう確率が高くなるという問題を解決する方法が多重比較法となる。今回は、小生が発表者だった。

印象的だったのは、この本の刷数の違いによって記述が異なる箇所があったこと。小生は図書館で借りた古い刷数の本を用いていたが、他の人が新しいものを用いていたので話に食い違いが生じたのだ。「パトリックさんが使っている本の刷数はいくつですか?」と言われてこのことに気付いた。

ちなみに、記述が異なっていたのは第9章のテューキーの方法における棄却限界値を算出する式の部分である。サンプルサイズが異なる場合に適用されるテューキー・クレーマーの方法の棄却限界値がexactに求まるとした式だが、これは誤りだったそうだ。数式リテラシーが不十分な小生はこの誤りに全く気付かなかった。一方、先生はこの式が誤りではないかと以前から疑っておられたということだ。

あたりまえだが、時間が経てば過去の記述が誤りであることが証明されることがある。教科書に書いてあることがいつも正しいとは限らない。既存の理論も一度は疑う姿勢が重要であることを再認識した。そして、数式リテラシーを高めるべく基礎の基礎(微分積分や線形代数など)から勉強しなおそうと思った次第である・・・。
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