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データサイエンティストの教養(ビジネス編)-データサイエンティストを目指して(2)- [データサイエンティスト]

今日はデータサイエンティストがビジネスを推進する上で有効な知識が得られる書籍を紹介することにします。以前の記事が比較的好評だったので続編を書いてみることにしました。物語でデータ分析の効果を理解できる本を集めてみました。いずれの本も難しい数式は登場せず、わくわくしながら読み進めることができます。


■分析力を駆使する企業 発展の五段階

分析力を駆使する企業 発展の五段階

分析力を駆使する企業 発展の五段階



世間ではデータサイエンティストの定義についてあまたの議論がありますが、このような人材を活用するための「組織」について言及している文書は数少ない印象です。本書ではアナリスト(=データサイエンティスト)の分類を試みた上で彼らのモチベーションを如何に維持すべきかとかリーダーシップとはどうあるべきか、又は組織設計はどうあればいいのかなどという経営課題について述べられている点が興味深いです。データサイエンティスト自身だけでなく、これからデータ分析を活用しようとしている経営幹部にもオススメの一冊です。

■儲からない時代に利益を生み出すRM(収益管理)のすべて

儲からない時代に利益を生み出すRM(収益管理)のすべて

儲からない時代に利益を生み出すRM(収益管理)のすべて

  • 作者: ロバート・G. クロス
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 1998/10
  • メディア: 単行本


ちょっと古い本ですが、データ分析の威力を理解する上で貴重な本です。
上記で紹介した「分析力を駆使する企業」でイールドマネジメントやレベニューマネジメント(RM)というキーワードが登場するのですが、RMについて書かれた数少ない啓蒙書がこの本になります(1998年出版)。RMとは米国の航空業界を発祥とした予測技術と最適化技術を組み合わせて収益を最大化するアプローチです。日本でも航空・ホテル業界ではRMが浸透していますが、日本語の専門書が存在しないという状況です。RMは価格最適化(Pricing Optization)を包含する概念であり、今後は日本でもWebや金融業界に広まる可能性があると思っています。

本書では米国の航空業界でデータ分析を武器として活用した企業が如何に躍進したかということが物語として描かれており、わくわくしながらページをめくることができます。和書は絶版(新装希望)なので、図書館で入手するか、又は洋書"Revenue Management"を手に取る必要があります。

ちなみに本書の翻訳者は当時の三菱総研の研究員ですが、三菱総研は最近になってRMソリューショングループなる組織を作ってRMを推進しようとしているようです。さて、日本でもRMは流行るのでしょうか。


■その数学が戦略を決める (文春文庫)

その数学が戦略を決める (文春文庫)

その数学が戦略を決める (文春文庫)

  • 作者: イアン エアーズ
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/06/10
  • メディア: 文庫


定番で前回も紹介したのですが、やっぱりこの本が面白いです。回帰分析によるワインの価格予測などビジネスでデータ分析がどのように生かされているかということが躍動感のある文体で表現されています。著者のイアン・エアーズは最近になって「ヤル気の科学 行動経済学が教える成功の秘訣」という本を出版したようです。私は未読ですが、こちらも面白そうですね。

余談ですが、翻訳者の山形浩生は評論家としても結構有名で浅田彰にケチをつけて論争になったことがありました。そんな人がなぜこの本を翻訳したのかと思ったら、SFとか前衛文学の翻訳をたくさんやっているということで、なんとなく納得したのでした。

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